湿原の鬼「イトウ」と出会う。
今回は通算で4度目となる湿原でのイトウ釣り。単身で向かった先はオホーツク海側に面する北海道で一番北にある村。
去年、一昨年と見事に惨敗し一度もイトウの姿を見ないでいた。今回こそはとついつい腕に力が入ってしまう。
現地入りしたのは6日の晩。民宿に一泊することにし明朝の準備を済ませるが、やはり気になるのは天候だった。
週の中ぐらいまでは晴れの予報となっていたのだが、予報は一転しぐずついた天候の予報に変わっていた。
どうやら明朝もずっと雨の予報・・・増水し、濁りが入らないことを願いながら就寝。


明朝3:00、やはり雨続きだがそんなに雨量は多くないようで、心配していた濁りもなく一安心。
ポイントに向かう途中に寄った河口付近には10数人のアングラーやフライマンの姿があったが、雨により苦戦を強いられているようだった。
その後、何箇所か軽く見てポイントに到着するも誰一人として居ない。
早速、10cmの金/赤のミノーや、ベイトフィッシュだと言われるのトンギョ(トゲウオ)に似たミノーを何度もキャストを繰り返す。
そう簡単に釣れるとは思ってはいないが、雨の中だと流石に疲れが出てくる。
何度も休みながらキャストを繰り返し、潮の動く時間に集中してキャストを繰り返してもみた。
岸沿いやボサ影を念入りに探ってもみたが一向にアタリは無し・・・
ボイルした場所を目掛けてキャストするも見向きもされない・・・流石に心が折れそうになる。
やがて雨も小降りになり、AM10:00を回るも一度もアタリなし。
一度だけ、30cm程のウグイがヒットしたのみだった。
その後、1時間ほど頑張ってみるも結果は同じ・・・流石に疲れ昼飯を食い、しばし昼寝する事にした。

15:00過ぎ頃、今度はやや上流に移動してみる事にした。
ワンドになってるそのポイントは手前側に浅瀬が続き急激に深く落ち込んでいる場所。
倒木などもあり、なかなか良いポイントだ。
雨も殆ど上がって移動も楽になり、その近辺をひたすらルアーで攻める。
もう何度キャストを繰り返したかも分からないぐらいだが、諦める訳にはいかない。
だが、時間だけがどんどん過ぎていく・・・
もう持ってるルアーは全部試しつくした。根掛り必至のポイント目掛けてキャストを繰り返しているが奇跡的にルアーのロストは一個のみだった。
そして日も大分傾き、最初のポイントに戻る事になるが、やはり釣れる気配はなし・・・
それでも、移動を繰り返しながルアーを投げ続ける。
そしていよいよ薄暗くなり始めた19:00頃、異変が起きた!
スボン!!という激しい衝撃が竿を持つ手を襲った。そして、ドラグが唸り出しラインがどんどんと出て行く。
本当に一瞬の出来事で気が動転しそうになる。少しの油断もならない状況だ。
ドラグを調整しながら格闘を続けるが、なかなか寄ってこない。
恐らく10分以上は経ったと思われる頃やっと姿が見えてきた。そして恐ろしく大きい姿が見え取り込もうとした瞬間、ロッドから感覚が消えた・・・
一 瞬 の 油 断 だ っ た ・・・
暫く動けなかった・・・そして、自分の足が震えてるのに気がついた。
願ってもないチャンスを逃してしまったのだ。
悔やんでも悔やみきれない思いだった・・・まだ手には今の感触がはっきり残っている。
そして泣きそうになりながらも、再びャストを始めた・・・というか完全に泣いていた。
悔やみきれない思いを噛み締めながらキャストを続ける・・・
もう辺りは薄暗く、このまま終了になってしまう事を予感していた。
最初のポイントに戻り、数回キャストするが、結果は同じだった。そして、19:30過ぎ頃、完全に敗北を認め負け惜しみのキャストをするが・・・・
そ こ に 鬼 は い た ・・・・!
先ほどと同じようなズボンッ!という衝撃が走ったかと思うと、ドラグが唸る!
また一瞬の出来事に気が動転しそうになるが、もう後は無い。
先ほどの鬼と比べてややトルクは落ちるが、それでもなかなか寄ってこない。
そんな格闘を数分続けた後、姿が見えてきた・・・
こいつも恐ろしくデカイ!
今度こそ逃すまいと、必死になるが鬼も必死だ。最後の最後まで走る。そして、ついに疲れ果てたのか鬼の敗北が決まった瞬間でもあった。
そしてついに「魚鬼」を釣り上げた!!
手足が酷く震えていた・・・
きっと、顔はグシャグシャだったに違いない。






86cmの婚姻色の消えかかった「魚鬼」であった。
その巨顎には幾多の戦歴の痕を残していた。幾人もの釣り人と渡り合い、そして多くの釣り人を魅了してきたに違いないだろう。
そんな思いに耽ってる場合ではない。サケ科の魚類は陸に揚げると思いの他弱いと言われる。
数枚だけ画像を撮らせてもらい、その鬼は力強くその淵へ帰っていった。
気がつけば辺りはもう真っ暗だった・・・

なんとか、初となるイトウに逢える事ができました。
沢山の情報を教えてくれたAzu氏と旅館のマスター、そして湿原で出会った多くの釣り人に感謝いたします。


バラしたものの、一本目二本目共に↑のような浅くなる岸際でヒット。
ベイトを追い込もうと岸際に寄るらしい。

今回の釣行でメーターオーバーのイトウと出会いたいという一つの目標ができた一日でした。
去年、一昨年と見事に惨敗し一度もイトウの姿を見ないでいた。今回こそはとついつい腕に力が入ってしまう。
現地入りしたのは6日の晩。民宿に一泊することにし明朝の準備を済ませるが、やはり気になるのは天候だった。
週の中ぐらいまでは晴れの予報となっていたのだが、予報は一転しぐずついた天候の予報に変わっていた。
どうやら明朝もずっと雨の予報・・・増水し、濁りが入らないことを願いながら就寝。


明朝3:00、やはり雨続きだがそんなに雨量は多くないようで、心配していた濁りもなく一安心。
ポイントに向かう途中に寄った河口付近には10数人のアングラーやフライマンの姿があったが、雨により苦戦を強いられているようだった。
その後、何箇所か軽く見てポイントに到着するも誰一人として居ない。
早速、10cmの金/赤のミノーや、ベイトフィッシュだと言われるのトンギョ(トゲウオ)に似たミノーを何度もキャストを繰り返す。
そう簡単に釣れるとは思ってはいないが、雨の中だと流石に疲れが出てくる。
何度も休みながらキャストを繰り返し、潮の動く時間に集中してキャストを繰り返してもみた。
岸沿いやボサ影を念入りに探ってもみたが一向にアタリは無し・・・
ボイルした場所を目掛けてキャストするも見向きもされない・・・流石に心が折れそうになる。
やがて雨も小降りになり、AM10:00を回るも一度もアタリなし。
一度だけ、30cm程のウグイがヒットしたのみだった。
その後、1時間ほど頑張ってみるも結果は同じ・・・流石に疲れ昼飯を食い、しばし昼寝する事にした。

15:00過ぎ頃、今度はやや上流に移動してみる事にした。
ワンドになってるそのポイントは手前側に浅瀬が続き急激に深く落ち込んでいる場所。
倒木などもあり、なかなか良いポイントだ。
雨も殆ど上がって移動も楽になり、その近辺をひたすらルアーで攻める。
もう何度キャストを繰り返したかも分からないぐらいだが、諦める訳にはいかない。
だが、時間だけがどんどん過ぎていく・・・
もう持ってるルアーは全部試しつくした。根掛り必至のポイント目掛けてキャストを繰り返しているが奇跡的にルアーのロストは一個のみだった。
そして日も大分傾き、最初のポイントに戻る事になるが、やはり釣れる気配はなし・・・
それでも、移動を繰り返しながルアーを投げ続ける。
そしていよいよ薄暗くなり始めた19:00頃、異変が起きた!
スボン!!という激しい衝撃が竿を持つ手を襲った。そして、ドラグが唸り出しラインがどんどんと出て行く。
本当に一瞬の出来事で気が動転しそうになる。少しの油断もならない状況だ。
ドラグを調整しながら格闘を続けるが、なかなか寄ってこない。
恐らく10分以上は経ったと思われる頃やっと姿が見えてきた。そして恐ろしく大きい姿が見え取り込もうとした瞬間、ロッドから感覚が消えた・・・
一 瞬 の 油 断 だ っ た ・・・
暫く動けなかった・・・そして、自分の足が震えてるのに気がついた。
願ってもないチャンスを逃してしまったのだ。
悔やんでも悔やみきれない思いだった・・・まだ手には今の感触がはっきり残っている。
そして泣きそうになりながらも、再びャストを始めた・・・というか完全に泣いていた。
悔やみきれない思いを噛み締めながらキャストを続ける・・・
もう辺りは薄暗く、このまま終了になってしまう事を予感していた。
最初のポイントに戻り、数回キャストするが、結果は同じだった。そして、19:30過ぎ頃、完全に敗北を認め負け惜しみのキャストをするが・・・・
そ こ に 鬼 は い た ・・・・!
先ほどと同じようなズボンッ!という衝撃が走ったかと思うと、ドラグが唸る!
また一瞬の出来事に気が動転しそうになるが、もう後は無い。
先ほどの鬼と比べてややトルクは落ちるが、それでもなかなか寄ってこない。
そんな格闘を数分続けた後、姿が見えてきた・・・
こいつも恐ろしくデカイ!
今度こそ逃すまいと、必死になるが鬼も必死だ。最後の最後まで走る。そして、ついに疲れ果てたのか鬼の敗北が決まった瞬間でもあった。
そしてついに「魚鬼」を釣り上げた!!
手足が酷く震えていた・・・
きっと、顔はグシャグシャだったに違いない。






86cmの婚姻色の消えかかった「魚鬼」であった。
その巨顎には幾多の戦歴の痕を残していた。幾人もの釣り人と渡り合い、そして多くの釣り人を魅了してきたに違いないだろう。
そんな思いに耽ってる場合ではない。サケ科の魚類は陸に揚げると思いの他弱いと言われる。
数枚だけ画像を撮らせてもらい、その鬼は力強くその淵へ帰っていった。
気がつけば辺りはもう真っ暗だった・・・

なんとか、初となるイトウに逢える事ができました。
沢山の情報を教えてくれたAzu氏と旅館のマスター、そして湿原で出会った多くの釣り人に感謝いたします。


バラしたものの、一本目二本目共に↑のような浅くなる岸際でヒット。
ベイトを追い込もうと岸際に寄るらしい。

今回の釣行でメーターオーバーのイトウと出会いたいという一つの目標ができた一日でした。
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コメント (2)
>Azuさん
この度は色々とお世話になりました。
出張で行く際は是非お知らせくださいましw
テカ、近場でも行く際は是非お誘いをw
azu:
素晴らしい! 文章の構成が・・・素晴らしい!そぅぃえば、私自身も丸3年鬼には出会ってません。もう感覚わすれちゃったよ・・・
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