昨年くらいから、「新年のがお挨拶は今年限りに~」という年賀状を何枚か受け取るようになった。
高齢の親戚からのそういう賀状は、寂しさを感じつつも相手の年齢を思うと致し方なしと思うのだが、同業者や学生時代の友人からのものは、なんだ、私に書くのめんどくさいのか?と思ってしまったりして、少し気分を害する。
自分の立場から考えると、あまり親しくもないのに何となく毎年送っている人には、そろそろ「今年限り~」にしようかと思うこともある。だから、自分が受け取ると、親しくない整理された人なんだなという気がしてしまうのだ。
ということもあるけれど、何よりも、もうその人の情報が何も入ってこないかもしれないのが寂しい。何をしているのか、元気でいるのかを年に一度だけでも届けてくれるたよりとして、私は年賀状を楽しみにしているのだけれど。


東京は雪が降りだした。積もりそうだ。
さて、正月5日の昨日は、国立劇場の初春歌舞伎公演を観てきた。夫の会社で、団体購入のチケット斡旋があったので夫に頼んだところ、なんとペアではなく私一人分のチケットが届いた。たまには夫婦で観劇なんてのこいいかも、と思っていたのだが、彼には全く興味のないことだったらしい。
いつものようにおひとり様観劇であった。
演目は『南総里見八犬伝』。歌舞伎では通し狂言として演じられるようだ。
歌舞伎はあまり観ないので、よくわからないのだけれど、つまらなかった。立廻りなどの型がわかれば面白くみられるのかもしれない。
それにしても、菊之助さんはいつ見ても美しい。
そして、昨日の装いは、本藍の先染め小紋に、インドの街の風景を刺繍した貴久樹の袋帯。この帯、ほめられ帯なのだけれど、すっごく締めにくいのが難点。









ちりめん文庫箱は、結納後も大切な記念に残ります。
左から末広、結納金包、長熨斗(ながのし)、指輪飾り。
鶴、亀、松竹梅の水引飾りが付いています。
【セット商品内容】
長熨斗、結納金包、末広、指輪飾り、ちりめん文庫箱、
風呂敷二四巾(90cm×90cm)、
化粧箱、ご結納のしおり
【商品サイズ】
文庫箱サイズ 幅約34.5cm×奥行26cm×高さ8cm
【化粧箱サイズ】
縦27.5cm×横36.5cm×高さ9cm
ここから喜多流 秋麗特別公演のお誘いを受け、目黒の喜多能楽堂で翁付の舞台を初鑑賞してきた。
「翁」という演目は、特別の公演の際に場を作る神事として、公演の最初に舞う能。能といっても所謂能の形態とは違って、物語があるわけではない。3人の登場人物が決められた様式で舞うだけ。場を作る神事としても儀式のようなものなので、途中から入ることこはできないし、この後の脇能(翁の後に演じられる能のことをそう呼ぶ)との間に休憩がない。
野村萬斎さんのおかげで、「翁」の中では三番叟がちょっと知られているかもしれない。
脇能は「竹生島」。ストーリーはググれば、すぐ出てくるので省略。
今回の席は脇正面。前シテの漁翁が社殿に消えて、後シテの衣装を変える後見の働きがよく見えて、正面からは伺い知れない楽しみがあるものだと思った。脇正面は足さばき、特に 足(feet) の動きがよく見えて、これもまた面白かった。
「竹生島」は起承転結がないので、面白くないという思い込みがあったのだけれど、言葉がわかりやすく、見所も多くてとても楽しめた。アイ狂言も聴きどころ。
脇狂言は「大黒連歌」。大黒役のシテが能面を付ける狂言だ。いわゆるお祝い事のときの曲目なので、あまり内容はないのだけれど、大黒信仰を感じられて興味深かった。
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さて、この日の装い。
表に鱗紋、裏に立涌紋の生地に、なんちゃって和田光正の金彩を施した附下。色と地紋が気に入って仕立てたのだけれど、金彩が邪魔。これがなければ、もっとたくさん着る機会があるだろうにと、ちょっと後悔しているきものの一枚。
帯は、相良刺繍の撫子がかわいい尾峨佐染繍さんの名古屋帯。
まちがいが一か所。帯締めをほどいたところで写真を撮っていないのに気づき、慌てて、もう一度巻き付けた帯締め。写真撮るのだから、ちゃんと締めなおせばいいものを、横着してしまった。これまた後悔。
8月に感染者が5000人を超えていこう、さすがの私もちょっと怖くなって、買い物以外の外出は控えていたのだが、感染状況も少し落ち着いてきたし、買っていたチケットもあったりで、先週の金曜日と日曜日に電車でちょっと都会方面に出かけた。
金曜日は、伝統文化交流会が主催する「能学入門 第1回 能『鵺(ぬえ)』を読み解く」に国立能楽堂まで。氷川先生のレクチャーで、11月に鑑賞予定の『鵺』の予習をばっちり!
この日は本藍染めの小紋で。
日曜日は、東京文化会館オペラBOX。こちらは、ちょっとばかし応援しているテノール歌手工藤和真くん出演だったので行ってきた。
「椿姫」と「トスカ」と「カルメン」の3つをそれぞれ、朝岡聡さんのナビゲートでコンパクトにまとめて解説してもらいつつ、見所シーンだけを歌手が歌うという内容。工藤くんは、「椿姫」アルフレード役で出演。
ナビゲーターの朝岡さん、昔、ニュースステーションなんかで拝見していたけど、最近は、コンサートソムリエとして活躍。YouTubeでもときどき、オペラを熱く語る姿をよく見かける。アナウンサー出身だけにおしゃべりが上手。
7月の新国立劇場の「カルメン」でドン・ホセをやった村上敏明さんが、ここでもドン・ホセだった。今回は絶好調だったみたい。最後の絶叫シーンは震えた。
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日曜日の装いは、バッティクの置物にワヤンクリの帯。